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<コラム>講師Junkoの中国語ヒストリー

以前、私の英語ヒストリーを記事にしました↓

続いて、中高大→社会人までの間、私がどうやって英語を勉強してきたのかも、こちらの記事に書きました↓

その中でちょっと触れたのですが、実は私、一時期中国語ラブな時期がありました。今日はそのお話です。

中国語との出会いは社会人一年目

社会人一年目に就職した電機メーカーでは、新人研修として海外研修がありました。海外の工場で修行して現場の大変さを知り会社のことを知る目的なのですが、入社前に同期が本社に集められました。あ、ちなみにまわり全員男性です。リーダーに任命され(男子をさしおいて…やりたくてやったわけじゃないよ!w)、マレーシアと中国どっちがいいか、上司に聞かれ、迷わず「中国に行きたいです!!!」と言って、リーダーの特権で行きたい方に行かせてもらいました。

普通、選べるなら英語が通じるマレーシアを選ぶと思うんですけどね、当時中国が伸びに伸びていた時代だったので、今は英語より中国語でしょ!みたいな。ギラギラしてましたね~w(若い。今そんな元気ない)

中国工場で工員さんたちと会話した

中国に到着し、毎日工場で働きました。いやー、地味に大変です。大量の十代の若者(というか見た目子ども)が出稼ぎに来て、工場に併設された狭い寮で暮らし、一日中工場でまじめに働いていました。日本の若者には想像できない苦労です。私も毎日彼らと一緒に工場で働きました。

当時「総合職=男性社員、海外出張するのは男性社員」、みたいな古い考えの会社だったので、「中国工場に初めて本社(日本)から来た女性社員」だった私は、現地の若者にとっては物珍しく、みんな興味津々。休憩時間になると、話しかけてくれました。特に女子が興味を持って近づいてきてくれました。

私も行っていきなり中国語が喋れるわけじゃないので、筆談でなんとか会話しました。最初は「木村拓哉」とか、芸能人の名前を書かれて、「あ~、うんうん知ってるよ」と頷いて答える程度。

こんなこと言っていたな、あれどういう意味かな、と思ったら、その日ホテルに戻り、日本から持ってきた中国語のテキストで勉強する。そして翌日早速使ってみる。食事はできるだけ現地のレストランに一人で入って中国語で注文して会話してみる。そこでまた新しいフレーズを覚える。翌日工場で誰相手でもいいからとりあえず喋ってみる。ホテルでテキストで勉強する…その繰り返しの一か月でした。

どんどん中国語が好きになりました。

中国語の音の響きが最高に好き!

一般的に、中国語ってうるさいって言われますよね。大声で喋るし、怒ってるみたいだし。でも当時初めて本物の中国語に触れた私は、「なんて美しい音の響きなんだ…」って心がときめきまして。中国語にはまった理由は、音の響きが美しい(と私は感じる)からです。

これは、今でもそうです。英語の音を聞くより、中国語を聞いた時の方が「わぁ~♡」とテンション上がります。

中国語をどうやって勉強したのか

新人研修が終わって海外営業に配属されてからは、アメリカ人の顧客担当だったので英語漬け。毎日深夜残業が当たり前だったので、英語どころか中国語を勉強しようとは思えなかったです。

その後転職した会社も、中国に工場があり、中国出張が多かったです。そうなると、「一度ちゃんと中国語勉強しようかな」と思ってテキストを買って勉強。

その後結婚。

結婚したら、子供が出来たら、やりたい事できなくなるなぁ。私やり残したことないかなぁ。と自問自答した時に、思いついたのが中国語留学でした。

新婚1年目の出来事です。旦那さんを置いて、台湾に留学しました。

台湾留学(5か月)

なぜ中国じゃなく、台湾かって?それはですね、中国の食の安全が当時問題になっていて、安心できる方を選びました。当時勤めていた会社の社長に相談して、5か月で帰ってくるから、中国語が話せるようになったらもっと会社に貢献するから、籍を置いたまま、台湾に留学させて欲しいとお願いして、行かせてもらいました。またもや、ギラギラしていますね。(若いってすごい。もう10年前のことです)

たった5か月。短いのは分かっていたので、一日も無駄にしたくない思いでした。台北のホームステイ先に着いた初日、英語でしか家族と会話できなかったのを覚えています。当時2才と4才の男の子がいる家庭で、それはそれは可愛くって。2才の子が母語である中国語を覚える様子を見ながら、彼の真似をしてフレーズを覚えました。

語学学校とホームステイ先、そして現地で見つけた友達から中国語を学びました。図書館やカフェでも勉強してました。こんなにも有意義で、気持ちが満たされた日々今までなかった、ってくらい、中国語漬けの日々は幸せでした。

肝心の中国語ですが、日常会話は問題ないレベルで帰国となりました。

帰国後、中国語検定2級取得

一応、その後中国語検定2級まで取りました。その後仕事で英語の方が大事になったり、妊婦で時間ができたから中国語にまた興味が戻ったり、を繰り返しました。

結局、中国語は「日常会話レベル止まり」で、「ビジネスレベル」にならないままです。仕事で中国語を使ってたことも多いけど、あくまでメインは英語で、コミュニケーションを円滑にするために中国語を交えて話したり、英語文献が見つからないときに中国語原文を読んで意味が分かる、とかそんな補足程度で、「中国語ができる要員」として雇われたことはなかったです。

そして子供が生まれてからは中国語に触れることはなくなり、どんどん中国語を忘れて今に至ります。

でも、今でも中国語の音を聞くと心がときめきます。コロナが落ち着いたら(いつのことやら)、台湾に家族旅行で行きたいなと妄想しています!

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