丸暗記で覚えた読み書き、大人になってルールを知ると面白い!
BLOOMINGの「発音クリニック~フォニックス講座」では、英語の一つ一つの音の発音方法を学び、それらを繋げて英単語として英語らしく読む練習をするほか、こんな時はこう読む、という音と文字のルールを学びます。発音方法も学べて、読み書きのルールも学べる、いいとこどりの講座です。
発音=フォニックスではないって話は、こちらの記事に書いています
c, k, ckの使い分けにルールがある?!
「発音クリニック~フォニックス講座」で “c” (以下音声参照)の音を練習していたときのことです。生徒さんから良い質問を頂きました。
(Junko): cと書いても、kと書いても、ckと書いても、同じ音で読みますよ~(c = k = ck)
(生徒さん):どんな時にcを使い、どんな時にk、またはckを使うんですか?
(Junko):いい質問ですね!
「そこにはきっと読み書きのルールがあるんじゃないか?」、というママの「疑問」や「気付き」、素晴らしいですね。
フォニックスには例外も多いけど、「基本のルール」が存在します。この「基本のルール」を知っているだけで、読みの負担はぐっと減りますます。がちがちに覚える必要はないけど、大まかに知っておくだけで十分役に立ちます。
kとcの使い分け、後ろに何が来るかをチェック!
- 後ろに a, o, uがくると、cを使う
例:cat, cotton, cup
後ろに子音が来る場合もcを使う
例:clean, cry - 後ろにe, i, yがくると、kを使う
例:kitten, kitchen, Keven(人名), Kylie(人名)
2 のkを使うケース、なんでcじゃなくてkを使うか、考えてたら、ちゃんとつじつまが合う別のルールが存在していることに気づきました。
もし、kitten, kitchen, Keven, Kylieの”k“を”c“に変えるとこうなります。
→ citten, citchen, Ceven, Cylie
こうなると、ックのようなkの音でなく、sの音(カタカナで言うならス~)の音で読むルールがあるので、Sitten, Sitchen, Seven, Sylieみたいに読まなければならなくなります。だから、kで始まっているんですね!
どういうことですか?どうしてcitten, Ceven, と綴ると、ス~(s)の音で読まなければならないのですか?
シトゥン、セブンみたいになる???
このルールについても教えてください!
綴り字の”c”、をkの音で読む場合と、sの音で読む場合の読み分けのルール
”c”と綴った場合、kの音で読む場合と、sの音で読む場合があります。
- 後ろにa, o, uがくると、ハードCと言って硬い音。
kの音で読む
例:cat, cotton, cut - 後ろにe, i, yがくると、ソフトCと言って柔らかい音。
sの音で読む
例:center, city, cycle
ほらね、この2を見て下さい。c+(eまたはiまたはy)の場合は綴り字のcをsの音で読むんです。
では、ckはどんな時に使うの?
ckを使うケースの説明がまだでしたね。続きます↓
ckは語末に来ることが多い
語末のk(ック)の音が来る場合は”ck”で綴る
例:rock, luck, back, stick, check
※ckの前が短母音(長く伸ばさない短い母音)
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記事を書きながら、もっと細かく解説したくなってしまいたい気持ちをグッと抑えて…ここまでにしておきます。例外もあるし、ほかのフォニックスのルールをかけあわせるとまた別の視点から語れますw ここまで読んで、頭が痛くなったママたち、安心してください。講座では少しずつお伝えしていきます。いわばここに書いている情報は総集編なので…!
普段何気なく耳にする英単語、その英単語を文字にしたら?どう綴る?これを学ぶのが「フォニックス」です。ご興味がある方は、「発音クリニック~フォニックス講座」およびその続編の「音読講座」へどうぞ♡(綴りのルールはたくさんあるので、フォニックス講座だけではお伝えしきれず、音読講座でもお伝えしています)
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ちなみに、先日ちょうど「ママのためのライモーフォニックス準備講座」でも同じcの音を練習したのですが、そこでもこの話をしました
ママのためのライモーフォニックス準備講座は、すでに「発音クリニック~フォニックス講座」を受講済みの方対象なので、音と文字のルールや発音は復習程度にして、さらに実践的にチャンツや手遊びを口に出して身体を動かして練習します♪