親子英語クラス/子連れママ向け講座/発音矯正

控えめな子を持つ親、積極的な子を持つ親、それぞれに悩みがある。温かい目で見てあげよう

「控えめ」と「ぐいぐい」の両極端な兄弟を育てています

私には小学生の息子が2人いるのですが、同じ母から生まれ、同じように育てた(つもり)のに、こうも違う人間になるか、というほど、性格が真逆です。

性格なのかはまだ分からなかった赤ちゃん時代。でも、今となっては、あの頃の性格のまんま、大きくなった感じがします。

長男の場合

長男、1才のときにすでに今に通じる性格をしていました。前に出て行かない。母の陰に隠れる。穏やか。ニコニコ。

公園や、児童館などでは遊具やおもちゃをほかの子に取られがちで、本人はそれでもニコニコしているような子でした。親の目線からすると、横から入ってきてぐいぐい来るタイプの子が脅威でした。

ところがです。

次男が生まれたら、次男がこの「ぐいぐい来るタイプの子」だったのです😂想定外!

次男の場合

赤ちゃん時代に既に「ぐいぐい行く」片鱗はありました。母のことを振り返らずどこまでも進む。ほかの子がいるところに割って入る。そう、長男を育てているときに感じていた「脅威」。まさに。

そして、親としてはひやひやするんです。よその子を傷つけないか、我が子自身もけがするんじゃないか。ほかの子がいるところにぐいぐい入っていくのは、悪気はなくて、ただそのおもちゃしか目に入ってないから。猪突猛進です。一方で、次男は初めての場でも積極的に動くし、保育園での発表会も堂々のアピールぶり。

兄弟どちらにも、それぞれの良さがあります。(2人足して2で割ったらちょうどいいのにね、と保育園で言われていました)もちろん、二人とも大好きです。そして、子育てって面白いなぁと思います。

持って生まれた性質が違うだけ。親の育て方以前の問題。

親がどういう育て方をした以前の問題で、子どもたちがそれぞれ持って生まれた「性質」があるんです。そりゃ、第一子と第二子では置かれる環境が違ってくるから、その影響はあると思います。それでも後天的な要素より、先天的だと思ってしまうほどの異なる個性を兄弟に感じます。

長男が小さな頃から公共の場で静かにできるのは、わたしのしつけや育て方がよかったわけではなくて、長男がたまたまそういう性質を持って生まれただけのこと。
次男が(小さい頃は*)常に動き回り、騒がしく、赤ちゃんの群れにもぐいぐい突っ込んでいっていたのは、わたしのしつけ方が悪かったのではなくて、次男がたまたまそういう性質を持って生まれただけのこと。

(*)年長さんくらいから、次男も公共の場で落ち着いて静かにできるようになりました。

温かい目で見てね!

だから、ぐいぐい行くタイプの子も、その親のことも、温かい目で見てくださると、ありがたいです。(本当にダメなもん(特に安全に関わる部分)はダメだと子に伝える責任はもちろん親にはありますけどね。赤ちゃんでも母の声のトーンと顔で今のはダメだったんだ、お母さん怒ってるんだ、と伝わります。)

わたしはもし長男一人しか育ててなかったら、ぐいぐい行くタイプの子をただの脅威だと思って、苦手意識を持ってしまっていました。我が子を「守ろう」とする母性が働いていたのもあるけど、色んな子がいる、しかもそれは生まれながらにしてその子が持った個性なんだ、ということが、分かっていなかったからです。

次男を育てたおかげで、積極的なタイプの子が生まれながらにして素晴らしいパワーを持っていることが分かるし、親の気苦労も分かります。

私が子育てを経験している子どもの数はたったの2だし、男子に偏ってるし、偉そうなことは言えないのですが、両極端な兄弟を育てている経験は、実は親子英語レッスンで色んなお子さんと触れ合う時にわたしの心の中では活きています。

親子英語レッスンにも色んな子が来てくれます

レッスンでママから離れず、ずっとお膝に座っている子を見ると、長男が赤ちゃんの時を思い出します。絵本を読んでいるとき、ほかの赤ちゃんがどんどん絵本に近づいていく中で、一歩も進まない我が子を見ると、「せっかく来たんだから、前行ってきなよ」と、内心もどかしい思いをしていました。もしかしたらかつての私と同じように感じているママも今ここにいたりするのかな、とレッスン中ながめています。

一方で、ママがどこにいようとお子さんがお構いなしで動き回り、ほかの赤ちゃんの群れの中に入っていき、ママが首根っこをつかんでいることもあります。ママ、心配ですよね、他の子を傷つけるんじゃなかろうかと。分かります。でもね、そもそも親子英語レッスンの対象年齢は赤ちゃんから大きくても未就園児さん。動き回るのが当然です。お子さん同士ごっつんこするのだって今は距離感を掴めてないだけで正常な関わり合いです。だからママ、気持ちを楽にして参加して欲しいです😊

我が子がおとなしくできちゃうタイプだとそれが当たり前だと思ってしまう人も、かつての私のようにいるかも知れないと思って、この記事を書きました。

ちなみに、私自身は、子どもの頃完全に「消極的」でした。前に出るのが嫌い。母の影に隠れる。あぁ、長男は私の子どもの頃に似ているのです。社会人になってからは仕事だから前に出ないといけなくなり(でもすごく嫌だったけど)、今なんて英語講師として人前でなんとか喋れるようになったので、人は大人になったら変われるから、長男も大丈夫かな、と思います。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます!

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