BLOOMINGでは「フォニックス」をタイトルにつけたレッスンをママ向けに開催しています。ここで今一度、「フォニックスとは何か」書き綴りました。また、最近よくリクエストを頂く「お子様向けフォニックス指導」のご要望についても最後に触れています!
英語を学ぶ正しい順序
中学一年の春、私がはじめて英語を習ったとき、”Hello. My name is Emily. Nice to meet you.”のような英文から学び始めたと記憶しています。いきなりです。1ページ目に会話文があって、横に使われている英単語のリストがあって、それらを丸暗記していました。英単語を覚えるときは知っているローマ字読みにあてはめて、Mondayならモンダイ、nameならナーメ みたいに無理やり覚えました(汗)。
一方、英語圏の子供たちが英語の読み書きを学ぶときはどんな流れかというと、まず耳からたくさんの英語を聞き、親子の触れ合い遊びや言葉遊びのゲームを通して英語の音とリズムに慣れ親しみます。次に読み書きの適齢期が来たら、いきなり英文や英単語から学ぶのではなく、まずは一つ一つの英語の音(音素と言います)から学びます。
例えば・・・c, a, tの3つの文字はそれぞれ、以下のような音を出します
c
a
t
それぞれの音の出し方を学んだ後に、その3つの文字をつなげて読むとcatとなることを学びます。
cat
このように、まずは一つ一つの文字に対応する音の出し方を知り、次に文字を繋げて読めるようになります。読み方を知っている文字を少しずつ増やしていって、読める単語を増やすやり方です。
考えてみれば、日本語もそうです。子供にひらがなを教えるとき、いきなり「つくし」をみせて、「はい、これは「つくし」と読むのよ、覚えなさい」と単語から入るのではなくて、まずは「つ」「く」「し」をそれぞれ教え、その後に3つの音を繋げて「つくし」になるね、と教えますよね。知っているひらがなを少しずつ増やしていって、読める言葉を増やすやり方です。
母語である日本語は一つ一つの音=ひらがなの読み書きから教えるのに、英語教育になるといきなり英文から教えるって乱暴ですよね…(汗)。そりゃ英語が嫌いになる生徒も出ますよね。(しかも小学校でローマ字を先に学んじゃってるもんだからローマ字読みの先入観が抜けない)
そうやって英語を学んできた私たち大人は、英単語は結構知ってるし、英文はなんとなーくで読めるけど、なぜそう読むのか分からず(そこにはちゃんと理由があるのです。知ると読みが楽しくなります)あてずっぽで読んでいたり、一つ一つの音(音素)の発音を学んでこなかったので(英語らしく読む読み方を知ると、英語を口に出すのが楽しくなります!!)、カタカナ英語になってしまいがちです。もったいない。
そこで、BLOOMINGのママ向け『発音クリニック~フォニックス講座』では、英文をすらすらと読めるようになる前に、英文よりも英単語よりも音節(母音を中心とした音の塊)よりもさらに小さな、一番小さな音の単位である音素を英語らしく読めるようにし、「こう綴ればこう読む」という文字と音のルールを学びます。
フォニックスって何?
音と文字の基本ルールを学ぶことを「フォニックス」と言います。
日本人の子供が「あいうえお」を目で見て覚え、その書き方を覚えるように、英語圏の子供たちもabcd…といった文字の形を目で見て覚え、その文字がどんな音を出すのか発音方法を知り、こう綴った場合はこう読む、など読み書きのルールを学びます。それがフォニックス。
2021/6/1追記:読み書きのルールの一例。こんなコラムも書いています↓
文字と音に注目し、読み書きのルールを学ぶことをフォニックスと言います。
『発音クリニック~フォニックス講座』の対象は大人(ママ)なので、「読み書き」のうち「書く」練習は不要であるため、それぞれの音がどう綴られた場合にどんな音を出すのか、そしてその音を出すためにはどんな口の形、舌の位置、息の使い方をすれば発音できるか、に焦点を当てているほか、学校では習わなかった目からうろこの読みのルールを学びます!
お子さんにフォニックスを、と考えているママたちへ
BLOOMINGはママと赤ちゃんのための親子英語教室としてスタートしました。ですので、主な生徒さんは乳幼児さんとそのママです。
ママたちから、ご自身のお子さん(3~4才)にフォニックスを教えて欲しい、とリクエスト頂くことがしばしばあります。Junko先生がいい、と言ってくれる子供たち、Junko先生から学ばせたい、といって下さるママたちに必要とされて本当にうれしいです!
ただちょっと、まだフォニックスを始めるにはちょっぴり早いかな、という思いもあります。
お子さんがまだ小さなうちは、将来の英語の読み書きに備えて、4才頃までは英語のリズムで遊んだり、英語のリズムが心地いい絵本を読んであげたり、英語の音遊びを親子でたくさんしてあげて欲しいのです。(お膝にのせて身体を密着させて遊べるのも今のうち…余談ですがうちの長男、6才にもなるとお膝に座らせたら重すぎるし、抱っこしたら押しつぶされそうになるし(無理)、ママとべったりに抵抗感がでてきました(涙))下地ができていれば、英語の音や、音のかたまりを楽に捉えられて、英語の読み書きにスムーズに入れます。
ママたちからご要望頂いている、お子様向けのフォニックス指導について話を戻すと、
お子さんがひらがなの読み書きができるようになったときが、フォニックス適齢期です。適した時期にやれば子供たちはあっという間に吸収します。いずれ、お兄さんお姉さんとなった子たちに英語の読み書き指導ができる先生になれるよう、現在トレーニングに励んでいます!詳細はまた別途記事にしますが、先出し。じゃじゃん。こちら↓のトレーニング受講中です。ここで学んだことは、ベビー英語レッスン(親子英語)やママ向け講座で活かしていきます!乞うご期待!
出典:Rhymoe® Phonics
リズム×動き×英語を文字につなげる Rhymoe Phonics