2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が1月から放送開始しました。
我が家では、2021年秋から母が歴史漫画で日本史を学び直し、大河ドラマ放送開始までに何とか鎌倉時代まで辿り着きました。母が拒否反応が出るほどに苦手な歴史を学び直す経緯についてはこちら↓
この記事の中でも書いた通り、我が子には自分のように歴史学習に無駄な時間を使った挙句なにも覚えていないみたいな悲劇が起きて欲しくない、なんとか小さなころから歴史に触れて楽しんで学んで欲しい、という願いが発端です。
ちょうど住んでる鎌倉を舞台にした「鎌倉殿の13人」が放送されるんだし、今やらなくていつやるの!というタイミングでした。
母が立てた「おうち歴史学習」作戦と、その後の様子
ご参考:2022年3月時点で、長男は小1、次男は年中です。
「おうち歴史学習」作戦その1
※以下の黄色の枠の中に書いた作戦は、母が昨年立てた作戦の抜粋です。
こちらの作戦、大成功。毎週末家族で図書館に行くのが定番なのですが、母は一目散に歴史コーナーに向かい、楽しそうに(注)歴史本を借りました。
(注)本当に楽しくなくてもいいのです。演技も必要。歴史に対して子供たちがポジティブな印象を持つことがここでは重要なのです。しかし、最初は演技でしたが、本当にわくわく楽しくなってきました(笑)。
母、最初は漫画ばかりを借りていましたが、次第に漫画じゃない児童書籍も手を出し始めました。そして家においておけば子供たちが手を伸ばすようになりました。
そして今では、長男は図書館に着いたらまず我先にと歴史コーナーに向かうようになりました。母の背中を見て子は育つんだなーと実感。
「おうち歴史学習」作戦その2
この作戦も大成功。最初は、息子たちは「お母さん、また歴史の話~」「もういいよー」みたいな感じでめんどくさがられたのですが、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まったころから風向きが変わりました。
連続ドラマ初体験だった子供たち、大河ドラマを家族で見るという体験がまず嬉しそうです。そして内容を知りたい、深堀したい、という気持ちから、母の低レベルな歴史トークにも乗っかってくれるようになりました。そして、柔らかい頭はスポンジのように情報を吸収し…母を飛び越えていきました。
ひとつ、作戦にはなかったけど想定外で次男がアウトプットの場として使ったのが、保育園でした。おしゃべりがとにかく大好きな次男、保育園で歴史の話を先生やお友達、お友達の保護者に自分からしまくる。大人が「大河ドラマ」と言えば知っている人が多いことを知って嬉しくてもっと話しちゃう。今では戦国武将の話で保育園で盛り上がっているようです。
「おうち歴史学習」作戦その3
この作戦も大大大成功!我が家は2021年は野鳥観察ブームで週末はほぼ野鳥・公園に捧げてきました。そこに歴史の要素が加わり、2022年2月から神奈川県内で史跡巡りが始まりました。行先は「鎌倉殿の13人」と関連して、北条氏や源氏ゆかりの地が主です。
↓図書館を活用。ガイドブック読むと気分が上がります(母の)。
次男は5才ですが、以下の史跡・お寺巡りは幼児さんでも十分楽しめました。
神奈川県鎌倉市:源頼朝の墓・北条義時の墓・大江広元の墓・畠山重忠邸跡地・北条政子の墓・源実朝の墓・鶴岡八幡宮・宝戒寺・寿福寺・鎌倉宮・荏柄天神社
神奈川県藤沢市:源頼朝落馬の地・白幡神社・伝義経首洗い井戸・江ノ島の岩屋
神奈川県横浜市:朝夷奈切通し・熊野神社・梶原太刀洗い水・上総之介広常の墓
神奈川県小田原市:小田原城
神奈川県愛甲郡愛川町:三増合戦場跡
「おうち歴史学習」作戦その4
歴史漫画、今の時点ではまだ購入していませんが、長男も次男も、2022年のお誕生日プレゼントは歴史漫画が欲しいと言っています。
ちなみに、図書館で色んな出版社の歴史漫画を借りてきますが、子供たちが一番食いついたのが、西東社の「超ビジュアル」シリーズでした。もはや、鎌倉時代はすっとばして、興味の先は戦国武将です。
全ページカラー印刷。〇〇軍何万 vs 〇〇軍何千 みたいな兵力が分かりやすく示してあったり、戦法の記述がなんだかゲームみたい(ゲームがうちにはないからあくまでイメージですがw)
↓上の段の2冊が、今書いた「超ビジュアル」シリーズです。
長男は、週末に車でお出かけするときには必ず歴史漫画を車に持ち込み、移動中ずっと読みます。週末どこに行きたい?と聞いたら、「遠い所に行きたい」と答えました。遠い所=読書できる からですw
この三カ月、楽しかった!
家族の中で、野鳥以外に共通する話題ができて、子供たちも楽しそうでした。息子たちは、お母さんとお父さんがあんまり歴史を知らないことを見抜いていて(汗)、上から目線で生き生きと歴史上の人物についてクイズを出してきます。
余談ですが、「超ビジュアル」の「豊臣秀吉」のおもしろコラムで、一夫多妻制について解説が載っていました。秀吉は側室が20人以上いたらしく、長男と、「織田信長の側室8人と比べても断然多いね」って話になりました。
昨日晩御飯中になんかの流れで一夫多妻制の話を出してきた長男。「ぼくもそれがいい」っていうので、母は笑いをこらえて話を聞きました。女の子がいっぱいいる方がいいらしいです(爆)。
さて、明日から4月。子供たちも進級します。(2年生と年長さん)
ころころ変わる息子たちの興味。三カ月後はどうなっているかな?またレポートします!