こうして我が子たちは歴史好きになった
2022年、我が家は歴史一色でした。
次男は保育園で歴史の話ばっかりしているので「お母さんが歴史がお好きなんですか」と保育園の先生方に言われましたが、いえ、そうではありません。母、歴史は大の苦手でした。
どうやって歴史好きになったかというと、はじまりは2022年秋、長男が小1、次男年中の時でした。
2022年秋:歴史が大の苦手の母、2022年の大河ドラマ(「鎌倉殿の13人」)の舞台が地元鎌倉であることを知り、ドラマ開始数カ月前から歴史のやり直し学習を始める。おうちで母が楽しそうに歴史漫画を読んでいる姿を息子たちに見せることで、少しでも子供たちが歴史に対してポジティブなイメージを持ってくれればいいなという狙い。
▼ 母が子供たちを歴史好きにするためにたてた戦略はこちら
2022年1月:大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放送開始。家族で視聴。1月~2月はまだ子供たちの反応薄めでしたが、次第に長男が歴史漫画に手を伸ばすようになり、つられて次男も。3月には鎌倉時代どころか戦国時代の武将にハマる息子たち。
▼ 歴史にハマり始めた頃の我が家の様子はこちら。
2022年3月:元々2022年は子供たちが野鳥にハマっていて、野鳥観察の目的で山梨に旅行に行く計画でした。ですが息子たちの希望で急遽テーマが「武田信玄」に変更。ほかにも週末は地元鎌倉で「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐっていました。本で情報収集し、ゆかりの地をめぐり、息子たちの歴史好きが加速。
▼ 途中経過はこちらの記事でも書きました。
歴史好きになったプロセス
おおまかに、こんな流れです。
プロセス(2)本を読みまくり情報収集
プロセス(3)現場(城、寺、古戦場跡、墓、銅像など)を見てしびれる
どの過程でも、そこには親子・兄弟の会話がありました。ご飯中でもベッドでもお風呂でも、歴史について話したい!その欲求をかなえる相手が兄弟だったり親だったりでいたので、興味が増していったのだと思います。
そして、2022年度、長男は小2、次男は年長に進級。
歴史好きになったことで、思わぬ影響が多方面にもありました。
歴史好きになると、こんないいことがある!
日本語の本を読みまくるようになった
最初は歴史漫画からはじめました。長男(当時小1)はそれまで図鑑以外手を伸ばさなかったので、漫画であれ、本を読む習慣が出来たのは嬉しい副産物でした。次第に、情報欲しさに漫画以外の歴史本にも手を出すようになりました。
我が家では週末図書館に行く習慣がありますが、子ども向けコーナーでは物足りず、大人向け書籍まで足を延ばすようになりました。神社仏閣の本とか、武具の本とか、運慶の本とか、それ借りてどうするの?みたいな本まで借りてきて、母は苦笑い。
本屋さん大好きな息子たち。藤沢駅(我が家から一番身近な都会)に行くと、有隣堂とジュンク堂をはしごします。
漢字に強くなった
次男は園児ながら、歴史上の人物を漢字で読めるようになりました。最初は、「ぼくは漢字が読めないから😥」と言って眺めているだけだったのですが、読み仮名がついているものを中心に読んで、あとは予想しながら読もうとするようになりました。その後、有名な武将は勿論、長曾我部元親、安国寺恵瓊など大人でも読めなそうな人物名も漢字で読めるように。(読めるけどかけません)
そして何をした人物なのか、親に説明します。母はもう、お手上げです。
漢字を勉強しなさい、と言われてもやらないけど、歴史上の人物や合戦名、地名は知りたいというモチベーションがあるので自ら勝手に覚える。やる意味、理由、動機付けって大事なんだなと実感。
地理に強くなる
誰がどの地をおさめていたのか、どこで戦いがあったのか、詳しくなりました。旅行でたくさん現場を見たこともあり、日本の地名や川の名前など自然と習得した感じがします。
古文のリズムが身近に
大河ドラマを見始めた時、時代劇の言い回しに子供たちがついてこれるかが懸念事項でした。ただ、「鎌倉殿の13人」は三谷幸喜脚本で現代風のセリフが多く心配いりませんでした。
そのうち戦国時代の喋り方を真似するようになり、家庭の中が戦国時代です。母は何度斬られたことか😂
せっかくなら、古文にも触れさせようと思い、枕草子の「春はあけぼの」で始まる冒頭を暗唱。次は「平家物語」の冒頭を暗唱させようと思っています(あっという間に覚えます。スポンジのような頭、羨ましい)やってないけど百人一首とかもね、やってもいいかなと思います。
2023年大河ドラマ「どうする家康」はじまるよ!
この記事を書いている本日2023年1月8日から、「どうする家康」が始まりました!
実は、2022年にすでに静岡愛知岐阜大阪は旅行済み。家康ゆかりの地はまわってきました😆次男が一番好きな戦国時代のお話とあって、次男の期待はマックスです。
今後は現代史と世界史にシフトしていきたい母の思惑
2022年は我が家にとって歴史元年でした。源平合戦や戦国時代という、受験でたいして出ないところを熱中してハマる子供達😅趣味なので、好きなようにやればいいのですが、せっかくなら現代史や世界史との絡みの中で日本のことをもっと理解できるように今年は意識したいと思います。
振り返れば、2021年にあんなにはまっていた野鳥にこんなにも興味を示さなった2022年。ということは、歴史も冷めるときは早いかもしれません。
最後に一言。母が文系のため、子供達も完全に文系です。理系のかけらもありません。これが我が家の最大の課題です。理科方面に興味を持ってもらうよう、母は苦手な理科に挑戦中です。(まずは母から)