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「僕には鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴★大人にも小学生にもおすすめの本

ダーウィンが来た!でもお馴染みの鈴木先生の本

「ダーウィンが来た!」の「聞いてびっくり!鳥語講座」を見たのがもう4年も前のことだとは。2021年5月の放送当時、息子たちかなり野鳥にハマっていて、年中さん&1年生で野鳥マニアでした。

この回の「ダーウィンが来た!」は、「シジュウカラ」という小鳥が、さえずり方を変えて「言葉」を使ってお互いに理解し合っているって話でした(ざっくり)。

「シジュウカラ」は、私が住む鎌倉の町でもしょっちゅう遭遇するし目で見えなくてもその可愛いさえずりは毎日きいています。

「ツツピー」って泣くから、我が家では「ツツピちゃん」と呼んでいて、「ツツピちゃんが鳴いてるね」って朝からよく話します。高音できれいなさえずりなんです。ちなみに他にも「イソヒヨドリ」もきれいな鳴き声で、私は「イソヒヨちゃん」って呼んでいます。

その、シジュウカラの鳴き方を研究しておられる鈴木俊貴先生が出された本『僕には鳥の言葉がわかる』のご紹介です。ちなみに、後で述べますが息子(小5)も今、読んでいます。

「僕には鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴

めちゃくちゃ面白かったです。我が家は一度家族全員で野鳥観察にハマった時期があって(ちょうどダーウィンが来たが放送された頃)、「シジュウカラ」のこともよく知っているし、鳴き声のイメージもつくからなおさら、話がすっと入ってきました。「シジュウカラ」を全然知らない方は、サントリーの日本の野鳥サイトでシジュウカラのページを事前にチェックしてイメージふくらませてから読むときっと楽しめます♪

おもしろポイント1:ユーモアあふれる語り

エッセイなので鈴木先生の語りで話は進んでいくのですが、くすっと笑える小話が満載で、全然小難しくなく読めます。

おもしろポイント2:研究者の苦労と努力を知れる

研究者って、こんなにもとてつもない努力を重ねているのか、辛抱強いのかと、驚かされました。データをとる量も半端ないし、本読んだくらいじゃ実際はその苦労は分からないけど、でもやっぱりとんでもない熱量!

「ダーウィンが来た!」では色んな道のプロたちが登場しますが、その先生たちもこんな感じで地味な作業に耐え、情熱を持って研究されているだと、想像できるようになりました。

論文を書く話、学会で発表する話、どれも裏話が面白くて、普通は知りえない研究者の裏側をのぞかせてもらえました。子どもたちにこそ、読んで欲しいです。

おもしろポイント3:ゆるめの挿絵(イラスト)がかわいい

さくさく読めてしまう理由の一つが、途中途中で挟まれているゆるめのイラストです。鈴木先生ご自身が描かれているそうです。

小学生にも読んで欲しい!

私が読んだあとに、長男(小5)が今読んでいます。電車の中で読んだり、今は学校の朝読書で読んでいるので学校に置いています。

物語文よりもノンフィクションが好きなお子さん、特に動物好きの小学生・中学生にもおすすめです。小学生にはちょっと量は多いかも知れませんが、夏休み期間中などまとまった時間があるときに読んでみてはどうかなと思います。

読み終わったあとには、空を見上げて野鳥のさえずりにも耳を傾けたくなりますよ。

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